冬みず田んぼは、農薬や化学肥料は一切使わずに米つくりをしています。
2010年米作り
2007年から冬みず田んぼを始めました。下記の内容は2010年の記録です
冬みず田んぼとは
自然のサイクルを利用し,田んぼの生き物の力を利用して米づくりを行う「ふゆみずたんぼ」は,環境問題に関心が高まる昨今,全国各地で注目され取り組みが広がっています。北海道では2006年より試みて本州とは気象条件がちがいますが、数件の農家で取り組んでいます。
農業技術の発展により,広く浸透し発展してきた慣行農法に対し,農薬,化学肥料は使用しないで栽培を行う「ふゆみずたんぼ」は,300年も昔から存在した古くて新しい農法なのです。
「ふゆみずたんぼ」)は稲刈り終了後,田んぼに水を張り,春まで水を貯めておきます。稲の切り株やワラなどの有機物が水中で分解され,微生物や藻が発生し,それを餌とするさまざまな生物たちが田んぼに集まってきます。冬期間における生物の活動が「トロトロ層」と言う抑草効果のある層を作り出し,農薬,化学肥料を使用しないで稲を育てていきます。
イトミミズは年間5センチもの土をつくると言われています。
江戸時代から始まっていた冬みず田んぼ
江戸時代に会津藩で書かれた「会津農書」には、冬期に水を田んぼに入れることにより、それらに含まれる稲わらなどが肥やしとなり良い結果が得られると、冬の灌漑を奨励した一節が記されております。 江戸時代の人たちの知恵の賜物でしょう
種蒔き
4月末日 遅い種蒔き作業が終了いたしました。 5月4日には芽が出て一安心です。この時期のスタートだと田植えは6月10日前後になります。
5月中旬 田んぼを起こしたくても、乾きが悪くて焦らずトラクターが入れるまで待ちます。状態が良くなってからjAS有機肥料を散布しました。 春にボカシ肥料を作ったのですが、発酵に失敗しまして田んぼへの使用は控えました。残念!
「アミノサイクルのお米」有機肥料 アミノサイクルを専用田に散布します。
今年は田植機がとても良くて、助手を乗せ苗補給をしてくれるため、ノンストップで植え付けができて、とても快適です。年式的には古いですが完全整備をしてくれているので不具合はありませんでしたね!